プログラム言語よもやま話2
前回の投稿に引き続き、経験した開発言語別の体験談を書きます。
各言語別に私の独断と偏見に基づいた評価ポイントをつけました。(★1つ〜5つ)
・難易度・・・習得のハードルの高さ。実務に堪え得るレベルになるまでの時間のかかり具合。
・汎用性・・・現在(2014年時点)運用されているシステムで幅広く使用されている。
・流行度・・・現在の新規開発案件でよく採用される言語であるか。
・将来性・・・個人的な予測を考慮して、今後ニーズが増えると予想されるか。
●HTML
HTMLはプログラマーだけではなく、webデザイナーも関わるジャンルですが、
プログラミングにひとまず含めておきます。
しかし、HTMLはweb系のシステムを開発するなら必須の技術となるでしょう。
入社1年目当時(2000年頃)はまさにインターネットが企業・個人に普及し始めた時でしたから、
流行している技術に触れる事ができたのは大変幸運だったと思っています。
記述方法はいたってシンプルです。web画面に入力フォームや検索結果を表示させたり、
サーバーとの通信を行う為の情報を設定する為にタグと呼ばれる括弧をくくっていけば良いのです。
ブラウザがあれば設定したタグが正しいかどうか等、
体裁面のチェックはすぐにできるようになります。
但し、HTMLだけではごくシンプルな見た目しか作れないので、
実際の開発案件で少しでも手の込んだ動作や表示をブラウザ上でさせたいならば、
JavaScript,VBScriptといったスクリプト言語を追記する必要があります。
サーバーとの通信には別途PHP,Perl,Pyson,Ruby等のweb系の言語が
必要になりますので、HTMLのみでwebページを作る事は殆ど無いでしょう。
しかし、HTMLはweb系の技術の基礎になると思いますし、プログラマー以外、
例えばデザイナーでも容易に扱えるという事で覚えて損は無い言語だと思います。
・難易度・・・★
・汎用性・・・★★★★★
・流行度・・・★★★
・将来性・・・★★★★
●ASP(Active Server Pages)
●VB Script
上記のHTMLと併用してwebページを作成する言語です。
HTMLだけではデータの入力等で表示結果が動的に変化するのに対応できないので、
サーバーとのやり取りを通じて情報が変わった場合の処理をこれらの言語で記述します。
ASPはMicrosoftが開発した事もあり、Windowsサーバー(IIS)向けに作られていました。
2000年当初には社内向けのイントラネット等、中小規模のシステムで比較的使われていた印象ですが、
最近はあまり使われなくなりました。webサーバーはapacheなどのオープンソースが
隆盛になり、PHP,Perl,Java等のweb系の言語が優勢になった為でしょうか。
個人的には新人時代に携わったプロジェクトで使った言語という事もあり、
思い入れの強い言語であるので、このまま衰退していくのはちょっと残念な気もします。
現在ではVBAのマクロを作るときに文法の知識を流用できるのが関の山といった所でしょうか。
・難易度・・・★★
・汎用性・・・★
・流行度・・・★
・将来性・・・★