洋楽好きの音盤銘盤

やっぱり洋楽は60年代が格好良い

【音盤銘盤】『ザ・コンサート』 '70 /『ライヴ・イン・ヨーロッパ』 '71 (Creedence Clearwater Revival)

CCRは解散後に2枚の公式アルバムをリリースしている。『ザ・コンサート』は1970年1月、アメリカ カリフォルニアのオークランド・コロシアムで収録されたものである。『ライヴ・イン・ヨーロッパ』は1971年9月に演奏されたライブである。

『ザ・コンサート』


ザ・コンサート~ロック・マスターピース・コレクションザ・コンサート~ロック・マスターピース・コレクション
(1998/02/25)
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル

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『ライヴ・イン・ヨーロッパ』


Live in EuropeLive in Europe
(1990/10/25)
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル

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2枚とも当時のヒット曲を中心に演奏されており、"Born on the Bayou"で始まり、"Keep on Chooglin”で終わる所が共通している。どちらもライヴで演奏し甲斐のある長尺の曲であり"Keep on Chooglin"はかなりアドリブを利かせた盛大な作りになっている。

他の曲も"Green River","Proud Mary","Travelin' Band","Fortunate Son"などシングルで大ヒットした曲が目白押しであり、CCR現役時代の熱気が蘇る仕上がりである。

"Keep on Chooglin"の『ライヴ・イン・ヨーロッパ』での演奏ではJohnがブルース・ハープを間に挟んだりと芸が細かい所を見せてくれる。

録音状態も『ザ・コンサート』の方は当時のライブにしては非常に良く、クリアな音声で聴く事ができるのが嬉しい。

これらの2枚のライブ盤を聴くと、やはりCCRは実力派のバンドであった事が分かる。長尺のインプロヴィゼーションも、3分前後のコンパクトなシングルヒットも器用にこなす稀有なグループである。