洋楽好きの音盤銘盤

やっぱり洋楽は60年代が格好良い

【音盤銘盤】『ライヴ・クリーム』 '70/『ライヴ・クリーム VOL.2』 '72 (Cream)

解散後に発表されたライヴ盤。貴重な名演奏が聴ける名盤。


ライヴ・クリームライヴ・クリーム
(2006/06/21)
クリーム

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Creamは活動期間中に"Wheels of Fire"の2枚目にライヴ盤を残しているが、他にも優れたライヴ音源を豊富に持っていた事が分かる。1枚目の70年発表の「ライヴ・クリーム」は彼らの原点とも言うべきブルース寄りの曲を中心に取り上げている。(最後の"Lawdy mama"のみスタジオ録音。)曲数は僅か5曲であるが、1曲10分以上ある壮大なインプロヴィゼーションを行っている曲"N.S.U","Sweet wine"もあり非常に内容の濃い仕上がりである。当時は現在と違ってYouTubeが無いのは言うに及ばず、ブートレッグと呼ばれる非正規の音源もそれ程出回っていなかった筈なので、非常に貴重な音源であったと想像できる。Clapton,Bruce,Bakerの3者3様の演奏が際立っていて全く古臭さを感じさせない点は流石である。


ライヴ・クリーム VOL.2ライヴ・クリーム VOL.2
(2006/06/21)
クリーム

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こちらは2枚目の72年発表のもの。前作よりシングル向けのポップな曲調が並ぶ。"White room","Sunshine of your love","Politician"といったCreamの代表的なヒット曲が揃っていて、ベスト盤の風情がある出来である。最後の"Steppin' out"はこれまた圧巻の長尺演奏である。