洋楽好きの音盤銘盤

やっぱり洋楽は60年代が格好良い

【音盤銘盤】『水曜の朝、午前3時』(Simon & Garfunkel)

久しぶりに洋楽について書きます。ブログのタイトルにあるように、本来は洋楽を中心に据えて書く予定だったのにテーマが散漫になっていますね。。

今回紹介するアルバムは60年代を代表するフォーク・デュオ、サイモン&ガーファンクルの記念すべき1stアルバムです。


水曜の朝、午前3時水曜の朝、午前3時
(2003/12/17)
サイモン&ガーファンクル

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中学3年の時に初めて買ったCDがこれ。買った当初は"The Sounds of Silence"のアコースティック版がなんだか音がスカスカで物足りなく感じたが、今聴き直すと余分な音が無い分、心にしみ入るものが多いです。

このアルバムをリリースした当初はビートルズ等のブリティッシュ・ロックの影響を受ける前で、フォーク・ソングの色合いが濃いのが特徴的。歌詞は聖書に影響を受けたものが多いので、日本人には馴染みにくいかもしれない。可能であればダウンロード版や、輸入盤で済ませずに、日本盤を購入して歌詞カードを見ながら曲を聴くことをおすすめします。

このアルバムに限らず、洋楽は日本盤を購入する事をお勧めします。というのも音楽はメロディーやフレーズを楽しむのも良いですが、「歌詞」が分からないと面白みが半減してしまいます。ミュージシャンがどういう思いで曲を作っているかは、歌詞にその多くが表現されているからです。ライナー・ノーツと呼ばれる解説も造詣が深いライターや日本人ミュージシャンが書いている事が多いので、曲を作った時の状況やミュージシャンの人となりをより深く知る事ができて良いです。

アルバムタイトルと同名曲の「水曜の朝、午前3時」"Wednesday Morning, 3 AM" を聴くと、"若気の至り"という言葉を思い出す。若い故の過ちと、そこから沸き起こる後悔、一連の心の中の対話が歌詞に込められています。S&G初期の傑作と言えます。